- ごとく
- I
ごとく【五徳】(1)五つの徳目。 仁・義・礼・智・信。 あるいは温・良・恭・倹・譲。 また, 五行(ゴギヨウ)(木・火・土・金・水)の徳など。(2)〔孫子(始計)〕武将が意を用いるべき五つの徳目。 知・信・仁・勇・厳。(3)火鉢の灰の中に据えて, 鉄瓶(テツビン)や釜(カマ)などをのせる, 三本脚の輪形の台。(4)家紋の一。 {(3)}の全形をかたどったもの。→ かなわ(金輪)(3)IIごとく【如く】〔助動詞「ごとし」の連用形から。 現代語で, ややかたい文章語的な言い方として用いられる〕活用語の連体形や体言, またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続して, 「…のように」「…のようで」などの意を表す。III
「お師匠様の円満微妙な色白の顔がにぶい明りの中に来迎仏の〈ごとく〉浮かんだ」
ごとく【悟得】悟りを開いて真理を会得すること。「一新理を~するものあれば/西洋聞見録(文夫)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.